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農業が盛んな滋賀県に誕生した農業女子プロジェクト!
滋賀県は日本最大の湖「琵琶湖」が県の面積の実に6割を占めています。豊富な水資源に恵まれ滋賀県の農業の実に4割は琵琶湖の恩恵に支えられている。その為、水田農業が盛んで多くの農業従事者が米の生産に積極的です。
コンバインの普及台数は日本一で効率的に農作業を進めることに重きを置く農家の多いこと。
そして滋賀県の農業の特徴といえばもう一つ集落単位でまとまって農業を行う「集落営農」が盛んに行われていることです。
その数は約790組織で全国第3位。
これにより集落営農法人数が増加し6次産業化や園芸品目の導入など、新たな取り組むを行う組織が増加したことで担い手への農地集積も実現しています。
そんな中、2018年に設立された新たな滋賀県の農業組織が「しが農業女子100人プロジェクト」。
農業を営む女性で設立された組織は一体どの様な活動をしているのでしょうか。
参照:https://shiga-agrigirls.com/2019/05/17/977/
農業女子の孤立を防ぎ多くの事業を手掛ける「しが農業女子 100人プロジェクト!」
「しが農業女子 100人プロジェクト!」は2018年10月17日には、会員組織にして初めての総会を開催。農業女子会員100人を目指して現在も活動中の組織です。
「農業を通じておいしい楽しいを分かち合う社会をつくります」ということをモットーに悩んでいる農業女子を孤立させない事に重きを置き活動。消費者・生産者が立場を超えて支えあうコミュニティの設立や環境に配慮した農業を実践する仲間を増やすことで滋賀県の農業を継続する為、女性特有の感性や細やかさを活かした農業を営んでいます。
そして4つの事業展開を現在は行っており「みせる事業」としてSNSやホームページで滋賀県の農業女子の様子を紹介。
「ひろげる事業」ではイベント出店や加工品の販路拡大に多くの農女子が知恵を出し合っています。
「そだてる事業」、「つながる事業」では新規就農者のサポートから消費者や企業とのマッチングなど、1人ではできない事業も。
滋賀県特有の風土から出来上がった「しが農業女子 100人プロジェクト!」によって農業女子の活躍の場が増えてきています。
参照:https://shiga-agrigirls.com/about-100pj/
新規就農や農業女子増加のために情報発信を続ける「しが農業女子 100人プロジェクト!」
「しが農業女子 100人プロジェクト!」が他の組織と大きく違うところは新規就農者へのサポートと情報発信能力です。
農業に興味はある女性を対象にした「アグリカフェ」では気軽に女性農業従事者の話が聞ける上に相談にも乗ってくれる神対応。
そして「農業経営塾」では今後の農業において最も重要とされる経営学を女性の視点から学べることもあり受講生に人気の講座です。何より多様性のアル農業への理解が強くおいしさにこだわり、肥料は植物性のみで農薬も使わない女性農家も。
「日本一レアな野菜セット農家」と称するzund耕園の主である小野原あやさんは夫と共に2015年に滋賀県で新規就農を図ります。初めは珍しすぎて売れなかった野菜も少しずつ認知され道の駅を中心に人気作物に。
この様に自分のやりたい農業で生活している女性がいることが新規就農者にとっては大きな希望となります。
参照:https://shiga-agrigirls.com/style/aya_onohara/
まとめ
滋賀県は日本の中心に位置し物流などでも優位。さらには琵琶湖により多くの農作物の育成に適した場所です。そんな場所で生まれた「しが農業女子 100人プロジェクト!」は新たな農業の形と多様性を認める先進的な取り組み。
農業のスマート化によって多くの重労働から解放されたこともあり女性の活躍は農業にとって重要なポイントでもあります。
今後、農業女子の活躍も増える見込み。
農機大好きでは「しが農業女子 100人プロジェクト!」の様な組織や取り組みが全国規模で広がっていくことを期待しています。