トラクターはバーチャル車庫で守れます!
泥棒がトラクターを盗んで、トラクターが車庫から100m出ていきました。
ピーピーピー!
あなたのスマホから警報が鳴り響きます
落ち着いて警備会社に電話です。
警備会社がトラクターの車庫へ急行し、泥棒状況を確認し直ぐに警察を呼び、無事に近くに居た泥棒は警察に取り押さえられました♫
これが、ジオフェンスを活用した農機用のIoTシステムで実現できる盗難防止です。
この記事の目次です!
農機のIoTを活用した盗難防止
トラクターのGPSの機能を使い擬似的な柵を作って盗難防止する仕組みがあります。
このバーチャルな柵をジオフェンス(GeoFence)と呼びます。
ジオフェンスで設定された範囲外にトラクターがあるかを常にGPSでチェックしていて、範囲外に出ると携帯電話にアラームが届く仕組みです。
農場があるエリアは夜は真っ暗なので泥棒にはもってこいの場所ですが、ジオフェンスがあると盗難予防できるんです。
建設機械に付いている盗難防止システムと似たものです。
ジオフェンス(GeoFence)とは?
Geoは地球、Fanceは境界線を表しています。GeoはGPSを活用した機能でよく使われる地表を表す言葉です。
ジオフェンスは仮想的に金網のフェンスで区域を囲んでいるというイメージで、GPS機能を使いトラクターの車庫の範囲ををパソコンで設定してジオフェンスを作ります。
そして、ジオフェンスを設定したエリアから外にトラクターが出ると、トラクター内の通信機能がセンターに情報を送り、センターが警告をスマホに送ります。
流れを動画でどうぞ。
その他のジオフェンスの活用例
スマホでもジオフェンスの活用はあります。
移動体の監視に使えますね。/ リアルタイム GIS を実現する ArcGIS GeoEvent Extension for Server ~空間判定に便利!ジオフェンスの利用~ https://t.co/DoddmEVWDi pic.twitter.com/AIkVtRyXgu
— ESRIジャパン ブログ (@EsriJapanBlog) 2015年11月17日
どんどんと管理されていくようでGPS管理はこわいですねえ。マイナンバーカード以上に個人の情報が誰かに把握されている気がします。ある意味で、スマホを持ち歩くということは一日中の位置や行動を記録しているようなものですからね。
位置を知られると困るSP(シークレットポリス)やお金持ちの人向けに完全にGPS無し、携帯電波の通信塔も特定されないスマホもこれから出てくるかもしれません。
おわりに
トラクターは高いものは数千万円もする機械なので盗難を防止は必須です。
IoTを活用し、ジオフェンスを利用すれば頑丈な車庫を建築しなくて済むので大きなコストダウンです♪
今回は、農機のIoT活用の事例でした。